昨年は歴史的酷暑! 今からすぐ実践できる熱中症対策とは

公開日: 更新日:

「ミネラル入りむぎ茶」で熱中症対策を

 ここ数年、日本の夏の暑さは尋常ではない。昨年は埼玉県熊谷市で日本歴代最高気温となる41・1度と、全国各地でもかつてない暑さを記録した。それは気象庁が「命の危険がある暑さ。一つの災害と認識している」とコメントしたほどだった。今年もそんな猛暑が予想される中、気をつけなくてはならないのが「熱中症」。夏が来てからでは遅すぎる。熱中症に打ち勝つ対策を今から“実践”することが必要だろう。

■「暑熱順化」で熱中症を予防

 熱中症は高温の環境下で体内の水分やミネラルのバランスが崩れたり体温調整機能が破綻することで、体内に熱がこもって発症する。体温の上昇やめまい、体のだるさなどの症状が出て、最悪の場合は痙攣や意識障害を起こして死に至ることもあるというから恐ろしい。

 では、熱中症の魔の手から逃れるためにはどうしたらいいのか。熱中症に詳しいノザキクリニックの野崎豊院長は、「本格的な夏を迎える今のうちから『暑熱順化』(しょねつじゅんか)を獲得することが重要です」

 とアドバイスする。

 暑熱順化とは、体を徐々に暑さに馴れさせ上手く汗のかける体にすることで「より高い体温調節機能」を獲得することだ。これで体がうまく発汗できるようになり、熱中症予防につながる。ウオーキングやジョギングなどの軽い運動や入浴などで汗をかくことを習慣にすることが重要なのだ。野崎院長はさらにミネラルと水分補給をあげている。

「運動や入浴では汗をかくため適切な水分、ミネラル補給が大切です。お勧めするのはミネラルと水を含む『ミネラル入りむぎ茶』です。しっかり、水分、ミネラル補給することで暑熱順化をより効果的に進めることができるのです」

 という。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」