口腔<下>病気につながる口の老化を防ぐ食べ物と唾液の出し方

公開日: 更新日:

「虫歯や歯周病などでうまく噛めない状態が続くと、やわらかい物ばかり食べるようになります。すると噛む機能が低下し、ますまず噛めなくなってしまうのです。この負のスパイラルに陥っているのが、オーラルフレイルです。それを断ち切るためには、悪い歯を治し、義歯を付けて、常によくしゃべれる、よく食べられる状態にしておくことが大切です」

 やわらかい物ばかり食べる人は、舌を動かすことも少なくなり、噛む回数が少なくなれば唾液も出にくくなり、舌での食べ物の塊の送り込みも悪くなって、飲み込みも悪くなってしまう。口の機能を高めるには、適度な硬さのあるものを日常的に食べることが大切。食べること自体が口のトレーニングになるのだ。

 では、どんな食べ物が勧められるのか。噛む力の高い(噛みごたえのある)食べ物は、肉類なら「豚ヒレソテー」、魚類なら「みりん干し」、野菜なら「たくあん」や「にんじん」などだ。

 普通の硬さの食べ物は、「イカ刺し身」「タコ」「キャベツ」「大根」「白菜の漬物」「なす」「きゅうり」など。やわらかい食べ物は、「ソーセージ」「ハンバーグ」「マグロ刺し身」「卵焼き」「トマト」「タマネギ」「うどん」「そば」「こんにゃく」「じゃがいも」などだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…