口腔<下>病気につながる口の老化を防ぐ食べ物と唾液の出し方

公開日: 更新日:

 加齢とともに口の機能が低下していく状態を「オーラルフレイル(口の虚弱)」という。しかし、ゆっくり進行するので、自分ではなかなか気づきにくい。次のような「ささいな口の不調」があったら、口の危険な老化のサインと思った方がいい。

▼口が乾きやすい▼飲み込みにくい▼むせる、食べこぼす▼滑舌が悪くなった▼やわらかい物を好んで食べる▼食欲がない、少ししか食べない。

 オーラルフレイルになると、「誤嚥肺炎」「認知症」「糖尿病」「感染性心膜炎」「引きこもり、うつ」などの病気になりやすいことがわかっている。また、食事が楽しくなくなるので、食欲が低下する。そうなると次第に低栄養となり、最終的に全身の機能が低下する「フレイル(虚弱)」につながるとされている。

 オーラルフレイル対策としては、高齢者向けには舌や口を動かす「健口体操」などの指導が行われている。しかし、前に挙げたオーラルフレイルの「ささいな口の不調」のサインは、50代ごろから顕著に表れてくる。日常で、どんなことに注意しておくべきなのか。東京都健康長寿医療センター・歯科口腔外科の平野浩彦部長が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値