夏休み 熱中症が心配な子供に外出先でマスクは必要か?
新型コロナウイルス対策と熱中症――。外で遊ぶ子供がマスクを嫌がっている。中国では、体育の授業中にマスクをした生徒が相次いで亡くなる事故も起きている。部活も始まったが、どうすればいいのか。
とくに小学生くらいまでの子供は熱さに弱いです。大人と違い、体温の調節機能が整っていないため、その時々の環境の温度に左右されやすい。
大人は体温を下げるために汗をかくのですが、子供は体温を下げる機能も未熟ですから、遊びに夢中になっていると体調の変化に気づかないのです。マスクをすると口元に熱がこもりやすく熱中症の原因になります。
屋外では基本的にマスクを外していても構いません。
熱中症予防には水分補給が必要ですが、水分は喉が渇いてから取るのでは遅いです。お子さんには、喉の渇きとは関係なく、日ごろから時間を決めたりして、水分を取る習慣をつくって、飲ませることが大事です。目安としては、1日1リットル。少なくとも、学校に500ミリリットル1本のペットボトルを持たせて、下校までに飲み干すくらいがいいでしょう。