夏休み 熱中症が心配な子供に外出先でマスクは必要か?
種類は、水道水でも、麦茶でも熱中症予防は可能です。部活など運動のために外出するときは、スポーツドリンクや経口イオン水で塩分の補給をすることは効果的ですが、ただそれだけにする必要はありません。糖分を取りすぎることでかえって、水分を吸収しにくくすることがあります。麦茶も持たせるなど併用させるのをお勧めします。
また、暑さで具合が悪そうなときは、保冷剤などで首筋、わきの下、股(そけい部)を冷やします。太い血管が通っている部分だからです。この3カ所を冷却すると全身の冷却スピードが速いといわれています。
▽ほそだ・かずたか 1999年、新潟大学医学部卒。国立循環器病センター小児科、山形県鶴岡市荘内病院などを経て2008年から「ナビタスクリニック立川」(エキュート立川内)勤務。小児内科、小児循環器病が専門。さまざまな医療現場で活躍するスーパードクターたちが出演の公式YouTubeチャンネル「SuperDoctors―名医のいる相談室―」では、「マスク着用も影響?子どもの熱中症の応急措置と予防法」について解説しています。