コロナ禍でさらに危ない 「秋バテ」撃退する2つのポイント

公開日: 更新日:

 気候の変化の影響を小さくするには、カーディガンや薄手のジャケットといった上着を持ち歩き、気温や室温の変化に合わせてこまめに着脱するなどの対応を心がけるのがおすすめだ。

■セロトニンが大切

 さらに今年の秋バテは、日照時間の短縮がより深刻な問題を引き起こしかねないという。

 われわれは日光を浴びることで神経伝達物質の「セロトニン」を生成している。セロトニンは、気分を明るくしたり、ヤル気を高めるなどの作用があるうえ、夜になるとセロトニンをもとに睡眠ホルモンの「メラトニン」が作られる。秋になって日照時間が短くなると、セロトニン分泌の調整が乱れて量が減ってしまい、気分が落ち込んだり、眠れなくなるといった症状が表れる。いわゆる「季節性うつ」と呼ばれる状態だ。

 このセロトニンが秋バテにも大きく関係している。

「セロトニンには自律神経の働きを安定させるという役割もあります。日照時間が短くなる秋になって日光を浴びる時間が少なくなるとセロトニンの分泌が減り、自律神経が乱れてしまうのです。オーストラリアの研究では、日照時間が少なくなるとセロトニンの利用率が低下するという報告があります。また、昼間に日光を浴び続けると、セロトニンの利用率がアップすることもわかっています。これは一日の中でも同様で、たとえば雨が降って日光を浴びる時間が減ると、セロトニンの利用率が下がります。セロトニンがきちんと利用できなくなれば、自律神経に負担がかかり、秋バテを招くのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」