胃がんを本気で早期発見したい…バリウムではなく胃カメラを

公開日: 更新日:

 やはり胃カメラ検査を受けるしかないのだ。

 胃がんを早期で発見するための理想的な流れとしては、まず胃カメラ。胃カメラで慢性胃炎(萎縮性胃炎)がなく正常な状態であれば、3~5年に1回、胃カメラの検査を受ける。

 胃カメラで慢性胃炎(萎縮性胃炎)が判明したら、胃がんの最大のリスク要因であるピロリ菌が胃粘膜にいる可能性が高いので、その検査を受ける。

 慢性胃炎がある場合、ピロリ菌検査は保険適用だ。ピロリ菌がいたら除菌治療となる。

「慢性胃炎があれば、ピロリ菌除菌治療後も、毎年胃カメラで胃がんのチェックをしてください。除菌しても、ピロリ菌による胃の粘膜の萎縮がすでに起こっているので、胃がんのリスクが高い状態は変わりません。むしろ除菌後の胃がんは見つけづらい。だから毎年胃カメラを受ける必要があるのです。もし今年見逃しても、翌年見つけられれば完治が見込めます」 なお、胃カメラは鎮静剤の使用によってつらさを大幅に軽減できる。

 胃カメラの検査時に鎮静剤を使用するか否かは病院によって異なるので、胃カメラを少しでも楽に受けたいと思う人は、事前に問い合わせるといい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢