ワクチンの効果はどれだけ持続するのか 専門医の予測は?
7月に接種しても、来年の春ごろにはまた接種が必要な可能性もあるのだ。
【Q】接種後に感染する例もある。抗体は何日後にできるのか
【A】「ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンの場合、初回免疫(1回目の接種)で、1週間から10日後にIgM抗体(ウイルスや細菌に感染した時、一番最初につくられる抗体)ができます。ただし、それほど強い抗体ではないため、徐々に効果が下がっていきます。2回目のワクチン接種をすることで、IgG抗体(IgM抗体が生成された後に産生される抗体)ができます。これは初回免疫で得た抗体より10~20倍くらい強い。2回目は免疫がすでにできているので、ブースト効果(追加効果)によって、即座に強い抗体ができるようになっていて、接種から3日もあればIgG抗体ができるとみられています」
【Q】厚労省のHPにはファイザー社のワクチンは1回目から3週間後の同じ曜日に2回目を接種することになっている。過ぎたら効果がなくなるのか