足<上>「足寿命」を決めるポイントと3つの体操 国内初の足の総合病院院長が教える

公開日: 更新日:

 少し歩いただけで足が疲れる。階段の上り下りで足や膝が痛い。巻き爪やタコが痛む。足が冷えたりむくんだりする……。こうした足のトラブルは、意外と軽視されてしまいがち。しかし、足に生じるこれらの症状は、実は「足寿命」が短くなっているサインかもしれない。

 国内初の足の総合病院「下北沢病院」(東京都世田谷区)の菊池守院長が言う。

「足の寿命は体の他の部位よりも、早く消耗する傾向があります。人の足には歩くたびに体重の約2~3倍、走るときは約5倍もの負荷がかかります。トータルすれば毎日数百トンもの負荷を足に与えているわけです。症状があってもケアすることなく放置していると、やがて自分の足で歩くことができなくなってしまうリスクがあるのです」  足の健康は複数の要素で決まるが、特に両足にかかる体重を均等に保てる状態かどうかが重要になる。しかし、加齢によって足の筋力が弱まり、関節が硬くなると、土踏まずの部分の「アーチ」の形が崩れ、扁平足が進行する。アーチが崩れると両足にかかる体重のバランスが崩れ、力のかかり方に歪みが生じる。片足にだけ無理な負荷がかかったり、特定の部位の関節に負担を強いたりして、それが痛みや違和感のもとになるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由