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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

チコリは夜に食べる 糖尿病予防や便秘解消効果が期待できる

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 最近、デカフェ(カフェインレス)飲料の幅も広がる中で、チコリ(アンディーブ)の根を焙煎したチコリコーヒーが密かに話題になっています。カフェインやタンニン酸を含んでいないため、夜、寝る前にも安心して飲むことができます。乾燥させた根で作ったお茶もハーブティーとして売られています。

 もともとベルギーやフランスで古くから食用として利用されていたチコリは、特殊な苦味があり、明治時代に伝来した当初は世間に浸透しませんでした。しかし最近では、遮光して育てる軟白栽培によって、まるで小さな白菜のように黄緑色に成長した若芽が一般的に食されるようになっています。生食にするほか、炒めたり煮たりして食べられることが多く、チコリの葉をお皿代わりのチコリボードにした写真をインスタグラムなどでも見かけることが増えたように思います。

 そんなチコリに含まれる有効成分で代表的なものがチコリ酸です。糖尿病モデルラットを用いた実験では、チコリ酸抽出物を6日間食べ続けることで高血糖を有意に減少させることが報告されていて、糖尿病予防としての効果が期待できます。

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