著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

コンニャクには認知機能改善の効果がある 動物実験で報告

公開日: 更新日:

 夜は血糖値がただでさえ上がりやすい時間帯。夕食前にコンニャクを食べ、食物繊維を体内に入れておくことで、たとえ同じ食事をとったとしてもその後の糖質の吸収をゆっくりにする効果があるといわれています。

 コンニャクは植物性のグルコシルセラミドも豊富です。

 セラミドはヒトの肌の角質層にある成分です。肌のバリアー機能を保つので、セラミドの減少によって、肌荒れ、乾燥肌などの肌トラブルが出てきます。セラミドの原料となる米や小麦と比較しても、コンニャク芋には7~16倍も多くセラミドが含まれています。

 また、資生堂の研究でもコンニャク由来のグルコシルセラミドに美容効果があることが報告されています。

 1日当たりの目安としては、コンニャク由来であれば0.6ミリグラム以上摂取することが推奨されていて、これは生芋コンニャク100グラム程度に相当します。生芋の方がセラミドを豊富に含みますのでぜひ探してみてください。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」