著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

二日酔い防止に有効な栄養素が豊富「ホッケ」は夕方に食べる

公開日: 更新日:

 一年中、目にするホッケの旬は7~12月。夏場にたくさんの餌を食べ、秋の終わりには栄養が豊富になった状態で産卵に臨みます。

 そのため、産卵前は特に脂の乗りが多くなるといわれていて、今が一番おいしい時期と言えるでしょう。

 ホッケは鮮度が落ちやすいため、水揚げされたらすぐに干物にされるので、干物での流通が多いのです。新鮮であれば刺し身でも食べられていますが、なかなか難しいことです。とはいえ、干物も5日程度しか日持ちしないので、冷凍保存をするか、なるべく早く食べ切るようにしましょう。

 ホッケに含まれる栄養素の中でも一番注目したいのが「カルシウム」。100グラム当たり180ミリグラムも含まれます。骨ごと食べるシシャモは360ミリグラムあるので、さすがにそれよりは少ない量ですが、同じ開きにしたサンマやアジは約60ミリグラム。3倍近く含まれていることがわかります。牛乳が約100ミリリットル当たり110ミリグラムであることからもカルシウムの豊富さは抜群でしょう。

 カルシウムは、筋肉を包んでいる白い膜のような部分(筋隔)にも含まれていますので、骨を食べなくても身からも十分に取ることができます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…