二日酔い防止に有効な栄養素が豊富「ホッケ」は夕方に食べる
一年中、目にするホッケの旬は7~12月。夏場にたくさんの餌を食べ、秋の終わりには栄養が豊富になった状態で産卵に臨みます。
そのため、産卵前は特に脂の乗りが多くなるといわれていて、今が一番おいしい時期と言えるでしょう。
ホッケは鮮度が落ちやすいため、水揚げされたらすぐに干物にされるので、干物での流通が多いのです。新鮮であれば刺し身でも食べられていますが、なかなか難しいことです。とはいえ、干物も5日程度しか日持ちしないので、冷凍保存をするか、なるべく早く食べ切るようにしましょう。
ホッケに含まれる栄養素の中でも一番注目したいのが「カルシウム」。100グラム当たり180ミリグラムも含まれます。骨ごと食べるシシャモは360ミリグラムあるので、さすがにそれよりは少ない量ですが、同じ開きにしたサンマやアジは約60ミリグラム。3倍近く含まれていることがわかります。牛乳が約100ミリリットル当たり110ミリグラムであることからもカルシウムの豊富さは抜群でしょう。
カルシウムは、筋肉を包んでいる白い膜のような部分(筋隔)にも含まれていますので、骨を食べなくても身からも十分に取ることができます。