著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

コンニャクには認知機能改善の効果がある 動物実験で報告

公開日: 更新日:

 コンニャクは、原料のコンニャク芋を乾燥、粉砕して粉にし、凝固剤を加え、袋や型に入れて熱をかけて固めたもの。しらたきは、凝固剤を加えた後、シャワーのようにお湯の中に細長く流し出し固めたものをいいます。

 コンニャク芋を加工する食材なので特に旬はないものの、生のコンニャク芋が収穫されるのはちょうど今の時季です。

 そんなコンニャクに含まれる栄養素にはどんな健康効果があるのでしょうか? まずはグルコシルセラミド。コンニャク芋から抽出したセラミド成分を2週間食べさせたマウスで脳内のアミロイドβが減少し、Y迷路テストをさせた際に認知が改善されていたことが北海道大学の研究で明らかになりました。アミロイドβは、脳内にたくさん増えることでアルツハイマー性認知症の原因になると考えられているタンパク質です。睡眠をしっかりとることや有酸素運動によってもアミロイドβを分解する酵素を増やすことが報告されています。

 次の栄養素は、整腸効果・便秘解消効果があり腸をきれいにしてくれるマンナン、つまり食物繊維です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇