著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【アーモンド】悪玉コレステロールを抑える不飽和脂肪酸の塊

公開日: 更新日:

 アーモンドは元々、桃と同じ原種。「扁桃」とも書きます。諸説ありますが、アーモンド粒の形状が扁平だったから名付けられたのが由来といわれています。米カリフォルニア州からの輸入が多いイメージでしたが、近年は鹿児島県の湧水町でも栽培できることがわかり、町おこしの一環として2015年に約2000本の苗を植栽し、アーモンドの丘として話題になっています。

 そんなアーモンドには脂肪酸が多く含まれます。脂肪と聞いてちゅうちょしてはいけません。何とその7割は体内に必要な不飽和脂肪酸(一価不飽和脂肪酸)で構成されていて、特に悪玉コレステロールを抑えるオレイン酸がその99%を占めています。オレイン酸はオリーブオイルにも多く含まれる脂肪酸のひとつです。カリフォルニア州で、高血圧患者に1日100グラムのアーモンドを摂取させると、3週間で血中コレステロール値を8~15%低下させたという報告も。また、ナッツ類の中でも食物繊維が11.8%と非常に多く含まれるのでダイエットにも効果的! 慶応義塾大学の研究によると、1日25粒のアーモンドを食べる以外は普段通りの生活をしてもらったところ、最初の3カ月間で自然に間食を調整するようになり、体重が平均2.9キロも減少したことが報告されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース