コロナ禍で増加 「帯状疱疹」を重症化させない2つのポイント

公開日: 更新日:

 治療が遅れると神経が損傷され、後遺症が残るリスクが上がる。帯状疱疹そのものは治っているのに神経の痛み(帯状疱疹後神経痛)が続くのだ。衣類が触れただけでも強い痛みを感じるケースもあり、痛みの期間は比較的、長きにわたる。

「帯状疱疹の痛みは皮膚や神経の炎症に伴うもので、完治が治療目的。しかし帯状疱疹後神経痛になると、痛みを完全に取り除くよりは痛みをコントロールするのが目標となります。使う薬も異なります。帯状疱疹から帯状疱疹後神経痛への移行は教科書では1~2カ月となっているものの、明確な区切りがないので、患者さんの痛みの訴えから医師が判断し、治療を切り替えていきます」

 帯状疱疹後神経痛の治療では、抗てんかん薬、抗うつ薬、オピオイド(医療用麻薬の一種)、神経ブロック、漢方薬などを使い分ける。ペインクリニック(痛みの治療)に精通した医師の治療が望ましい。

 帯状疱疹で重要なのは早期発見、早期治療と述べた。

 もうひとつ非常に重要なのが、50歳以上が対象の帯状疱疹ワクチン接種。コロナワクチンとは2週間空ければOKだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ