コロナ禍で増加 「帯状疱疹」を重症化させない2つのポイント

公開日: 更新日:

 帯状疱疹は、水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスで起こる病気で、発疹が体の左右どちらかに現れる。コロナ禍で帯状疱疹が増えているという声も聞く。知っておくべきことを、いしいクリニック築地(東京・中央区)の石井康多院長に話を聞いた。

 水ぼうそうは一般的に子どもの頃に発症する。しかし、水ぼうそうが治った後も、そのウイルスは背骨の近くにある神経のかたまり(神経節)に潜伏。加齢、ストレス、過労、体調不良などで免疫力が低下すると再活性化し、神経にダメージを与えながら皮膚に進み、帯状疱疹として発症する。

「ストレスや体調不良が要因となるので、コロナで心身のダメージを受けて発症しやすくなるというのはあるでしょう。当院はもともと帯状疱疹の患者さんが多いのですが、近年感じているのは発症年齢の若年化です。かつては50代以上で発症しやすくなるといわれていました。しかし、今は30~40代で発症する患者さんも珍しくありません。社会が複雑化し、ストレスや疲労感を抱えている人が増えたからだと考えています」

■体の片側が「チクチク」「ピリピリ」痛む

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由