著者のコラム一覧
天野篤順天堂大学医学部心臓血管外科教授

1955年、埼玉県蓮田市生まれ。日本大学医学部卒業後、亀田総合病院(千葉県鴨川市)や新東京病院(千葉県松戸市)などで数多くの手術症例を重ね、02年に現職に就任。これまでに執刀した手術は6500例を超え、98%以上の成功率を収めている。12年2月、東京大学と順天堂大の合同チームで天皇陛下の冠動脈バイパス手術を執刀した。近著に「天職」(プレジデント社)、「100年を生きる 心臓との付き合い方」(講談社ビーシー)、「若さは心臓から築く 新型コロナ時代の100年人生の迎え方」(講談社ビーシー)がある。

心臓にトラブルを抱えている人の正しいエアコンの使い方

公開日: 更新日:

 酷暑から解放され、朝晩は過ごしやすくなってきました。とはいえ、9月に熱中症で救急搬送された人の数を見てみると、2020年は全国で7085人、21年は2355人となっていますから、やはり注意が必要です。

 熱中症ももちろんですが、健康維持のためには「室温=環境温度」を適切に整えることがとても重要です。現代人の多くで問題になっている睡眠不足や便秘を改善するためにも、環境の良いところに身を置くようにすることが大切になります。そのための手段として、風通しを良くするために、古くは網戸、近年ではエアコンが主流で活躍しています。心臓にトラブルを抱えていたり、薬をいくつも飲んでいる人は、とりわけ体温の管理や体液のバランスを維持することが重要で、それらを安定した状態で管理するにはエアコンを適切に使って室温=環境温度を整えることがとても大事になります。

 ただし、エアコンを正しく活用する際にはいくつか注意点があります。まず、古いエアコンを使っている場合、フィルターの劣化や掃除が不十分になり、アレルゲンをまき散らしてしまうケースがあります。私自身、アレルギーによって、築年数が古い施設に赴くと頻繁にくしゃみが出る傾向があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主