糖尿病患者が口にする「全然食べてない」には2つの意味 絶対量を食べていないのではない

公開日: 更新日:

 そもそも、「しっかり食べれば元気になる」は幻想だ。たとえば運動機能障害などで十分な食事が取れずに低栄養に陥っている時などには、保険適用となっている数種類の栄養剤を使うこともあるが、必ずしも必要とは言えないという。

「どれもかなり甘ったるく続けるのが難しい。薬局などで販売されている総合栄養飲料もありますが、本人が口にしたがらない場合は体が求めていないケースがほとんど。無理強いは誤嚥肺炎につながり、結局、体に吸収されずに心臓や肺に大きな負担をかけることにもなります」

 栄養摂取はそれぞれの病気やその状態によって、柔軟に対応すべき問題。一律的な「べき論」に振り回されることなく、主治医や栄養士に自分自身の食生活についてもしっかりと報告して助言を仰ぐことが重要である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」