糖尿病患者が口にする「全然食べてない」には2つの意味 絶対量を食べていないのではない

公開日: 更新日:

 そもそも、「しっかり食べれば元気になる」は幻想だ。たとえば運動機能障害などで十分な食事が取れずに低栄養に陥っている時などには、保険適用となっている数種類の栄養剤を使うこともあるが、必ずしも必要とは言えないという。

「どれもかなり甘ったるく続けるのが難しい。薬局などで販売されている総合栄養飲料もありますが、本人が口にしたがらない場合は体が求めていないケースがほとんど。無理強いは誤嚥肺炎につながり、結局、体に吸収されずに心臓や肺に大きな負担をかけることにもなります」

 栄養摂取はそれぞれの病気やその状態によって、柔軟に対応すべき問題。一律的な「べき論」に振り回されることなく、主治医や栄養士に自分自身の食生活についてもしっかりと報告して助言を仰ぐことが重要である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手