コロナ第8波を乗り切るために…年末年始は「空気感染対策」をあらためて見直したい

公開日: 更新日:

「第8波」に突入した新型コロナウイルスの感染が拡大し、年末年始にかけてのさらなる感染者増加も懸念されている。現在の主流であるオミクロン株「BA.5」や新たな「BQ.1.1」は、重症化率は低いとされているが、感染者が増加すれば重症者や死亡者も増えるし、医療機関の逼迫も深刻になりつつある。そんないまだからこそ感染予防策を見直したい。あらためて徹底すべきは「空気感染対策」だという。東邦大学名誉教授で循環器専門医の東丸貴信氏に聞いた。

 12月に入り、政府の新型コロナ分科会の尾身茂会長が新型コロナに感染したことが公表された。尾身会長はすでに5回目のワクチン接種を済ませていたというから、重症化を防げるとしても、感染予防効果は期待できそうにない。となると、これまで実施してきたマスク着用や手洗いをあらためて徹底することが大切だが、より警戒すべきは「空気感染」だという。

「新型コロナの感染経路は、『接触』や『飛沫』であることはたしかです。しかしそれ以上に、換気の悪い混雑した屋内環境での『空気感染(飛沫核感染)』が主な感染ルートだということが、パンデミックが始まった当初から指摘されていました。会話などで口から排出された飛沫が空気中で乾燥して飛沫核(エアロゾル)という微粒子となり、数メートル以上にわたり空中を漂って、鼻や口から吸い込んだ人に感染するのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  5. 5

    中森明菜が小室哲哉、ASKAと急接近! “名曲製造機”との邂逅で「第2の黄金期」到来に期待

  1. 6

    「色気やばい」山﨑賢人のタバコ姿が大反響 韓国で路上喫煙の宮根誠司との反応に“雲泥の差”

  2. 7

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  3. 8

    中野サンプラザ、TOC、北とぴあ…都内で建て替え計画が相次ぎ頓挫する理由

  4. 9

    岩井明愛・千怜姉妹が大ピンチ!米ツアーいまだポイントゼロで「リシャッフル」まで残り5試合

  5. 10

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”