この冬こそ、コロナとインフルエンザのW流行リスク…受験家族はどうするべきか

公開日: 更新日:

 この冬、懸念されているのが新型コロナと季節性インフルエンザのダブル流行だ。行動制限の緩和と海外からの観光客増加でそのリスクが高まっているからで、政府も1日最大75万人の感染者が出る可能性を示している。

 そんな中、とくに気になるのは来年受験を迎える受験生とその家族の感染対策だ。公衆衛生に詳しい岩室紳也医師に話を聞いた。

「受験生のインフルエンザ、新型コロナ対策は一般の人と分けて考える必要があります。ご存じのように政府は新型コロナとの共生を前提に考えているようで、感染して多少の発熱や体調不良があり数日休んでも、回復して免疫を獲得できればいいと考えているように思います。私も、一般の人はその考えでいいと思います。しかし、受験生はそうはいきません。受験生にとって、受験が集中する来年1~3月に感染による発熱などの症状が出てしまうと、そもそも受験できません。そうなればダメージが大きく、それは人生を左右することにもなりかねません。同居家族を含めて自身でできる積極的な対策は可能な限り検討すべきです」

 たとえばワクチンは、受験のない人は打たない選択もあるが、受験生と同居する家族はこれまでの経験でよほど強い副反応がない限り、「受験日の2カ月前に、受験日に免疫力が最高値になるように打っておきたい」と岩室医師は言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…