過労死を防ぐためには「動脈硬化」の検査を一度は受けたい…1カ月45時間超の残業で発症率アップ

公開日: 更新日:

 ここ数年、「働き方改革」についての議論が活発だ。2021年に労災認定の基準となる「健康障害に発展する恐れのある時間外労働時間」いわゆる「過労死ライン」が見直されたのも一因だ。労働時間に注意を払うのは大切だが、過労死を防ぐためには「動脈硬化」の検査がより効果的だという。循環器専門医で東邦大学名誉教授の東丸貴信氏に聞いた。

 時間外労働などの過重労働による疲労の蓄積は、脳血管や心臓血管の病気との関連性が高いとされ、1カ月に45時間を超える残業をするとこれらの疾患を発症しやすくなると認められている。

「長時間労働や重労働による心身への負荷がかかると、体に強いストレス反応が生じ、睡眠不足も相まって疲労の回復が不十分になります。睡眠時は副交感神経が優位になりますが、睡眠時間の短縮や質の低下で、交感神経活動が優勢になっている時間が長くなります。すると、副腎髄質からアドレナリンやノルアドレナリンなどのカテコールアミン、皮質からはストレスホルモンのコルチゾンが大量に分泌されます。それらの作用によって心拍数や血圧が上昇し、代謝も活発になり、心臓や血管に大きな負担がかかって脳や心臓の病気につながるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2)

  2. 2

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1)

  3. 3

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  4. 4

    2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

  5. 5

    「日吉湯」は大満足のスーパー銭湯風銭湯 15台分の駐車場も完備

  1. 6

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(3)

  2. 7

    NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」への“期待と不安”…第1話を見た時代劇研究家が語る

  3. 8

    “脇役中の脇役”仲野太賀に秀吉を補佐する弟・秀長はまさにハマリ役 NHK大河「豊臣兄弟!」スタート

  4. 9

    青学大・原晋監督も警戒! 早大総長の「2億円の置き土産」は来年開花するか

  5. 10

    矢沢永吉と郷ひろみ…NHK紅白で浮き彫りになった“待遇格差”の現実 視聴率35%回復も問題山積