下肢にしびれや痛み…脊柱管狭窄症の最新治療「FEL」は手術後3時間で歩ける

公開日: 更新日:

 脊柱管狭窄症で歩くのがつらい──。そう感じているなら積極的な治療を検討すべき。高齢者の10人に1人が該当するといわれる脊柱管狭窄症は活動量低下につながり、やがてはフレイル(虚弱)や認知機能低下につながりかねない。90代でも可能なほど体への負担が少なく、保険適用の手術も登場している。

 ◇  ◇  ◇

「『FEL』という治療法なら、傷口は8~10ミリ。術後3時間で自力で歩け、2泊3日で退院できます」

 こう言うのは、脊椎疾患の患者を数多く診る岩井FESSクリニック院長の古閑比佐志医師(岩井整形外科副院長)。FEL(Full-Endoscopic Laminectomy ※1)は内視鏡手術の一つで、「脊柱管狭窄症の手術で最も体への負担が少ない手法」として注目を集めている。

 脊柱管狭窄症は、加齢で脊柱管内の関節や黄色靱帯が厚くなり、脊柱管が狭くなって神経が圧迫される病気だ。薬やブロック注射で良くなる人もいる一方で、5~6回ブロック注射をしても十分な効果が得られない人もいる。そんな時に検討されるのが、FELを含む手術だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗