下肢にしびれや痛み…脊柱管狭窄症の最新治療「FEL」は手術後3時間で歩ける

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「脊柱管狭窄症は高齢者に多い。入院期間が短ければ短いほど、術後すぐに動ければ動けるほど、認知機能の低下やフレイルのリスクを下げられる。そういった観点からも、FELはメリットの大きい治療法だと考えています」

手術を検討するタイミングは?

 ただし、FELは医師の技量が求められる治療のため、実施している医療機関がまだ少ない。また、FELが向かない脊柱管狭窄症もある。

「脊柱管狭窄症の中には、腰椎すべり症が起因しているものもあります。それによって腰椎の不安定性が高すぎると、FELで神経の圧迫部位(黄色靱帯など)を取り除くだけでは対応できず、金具で背骨を固定する固定術が必要となることもあります。しかし、固定術で生じるデメリットも複数あるので、なんとかFELで治療ができないか方法を探ります」

 脊柱管狭窄症がある場合、次の点を押さえておきたい。

【症状がなければ治療の必要なし】

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