下肢にしびれや痛み…脊柱管狭窄症の最新治療「FEL」は手術後3時間で歩ける
「MRIで脊柱管の狭窄があっても、症状がないケースは珍しくありません。ひどい狭窄があるのに、しびれはそれほどでもない人、逆に狭窄は大したことがなくても、しびれや痛みがひどい人はザラにいます。画像検査で脊柱管狭窄症が判明しても、症状がなければ治療の必要はありません」
【間欠性跛行があるなら手術の検討を】
「手術のタイミングは、症状が生活の質を低下させているかどうか。間欠性跛行(※2)がある状況が続くなら、手術をお勧めします」
人生100年時代。健康寿命の延伸のためにも、脊柱管狭窄症の悩みを抱えているならFELを行う医療機関で一度相談してみてはどうか。
◇ ◇ ◇
※1 FEL:FESS(Full-Endoscopic Spine Surgery=完全内視鏡下脊椎手術)の一つ。PEDと呼ばれていた手術と使う機器やアプローチの仕方はほぼ同じ。
※2 脊柱管狭窄症の症状:・太ももからふくらはぎ、すねにかけて、しびれや痛みがある。・歩いているうちに、しびれや痛みが強くなる。少し休むと、しびれや痛みが和らぎ歩けるようになる(間欠性跛行)。