「インスリンボール」ができたときの注意点…重度の糖尿病患者が知っておくべきこと

公開日: 更新日:

「CGMとは、持続グルコース測定器の略で、血糖値のトレンドを可視化するのに役立ちます。以前は患者が指先などに針を刺して血液をセンサーに吸い取らせて血糖値を測る自己血糖測定を行うことで血糖値のトレンドを知っていましたが、最近は二の腕などに専用のセンサーを装着して血糖値に近い動きをする間質液中のグルコース濃度を24時間測定できるCGMの登場により、簡単に血糖値トレンドを知ることができます。これを使えば、インスリンボールができた場所に打った場合と、そうでないところに打った場合とで、どれほど血糖コントロールが異なるかを目で確認することができます。そうなれば、自分自身でインスリンボールを避けるようになりますし、より良い血糖コントロールができるようになります」

 最近のCGMは5分ごとに自動的にモニタリングして専用アプリをインストールした先に送信されるため、本人だけでなく家族が確認することもできる。また設定したグルコース濃度の範囲外になったときには通知したり、低血糖になる可能性を予測してアラームが鳴る機能を持つものもある。

 一定の基準をクリアした糖尿病患者は、公的保険での利用も可能。興味がある人はかかりつけ医に相談してはどうだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です