物忘れが目立つ…認知症を疑ったら「てんかん」のチェックも

公開日: 更新日:

 てんかん発作は通常長くても数分で治る。しかし、発作が長く続くか、短い発作でも反復し、その間の意識がない「てんかん重積状態」と呼ばれるものがある。このてんかん重積発作の発症率が高齢者では高い。

「30分や1時間、全身のけいれんを繰り返して酸素不足に陥り、亡くなるリスクがあります。てんかん重積状態による死亡率は全体平均の場合約20%ですが、60歳以上に限ると約40%。その意味でも高齢者のてんかんは早期発見が肝心です」

 高齢者のてんかんは、20~64歳の成人期と比べて、治療反応性が良好で80%以上の患者で発作が消失するという研究結果もある。

■特徴的な5つの症状

 てんかんの症状というとけいれんが真っ先に思い浮かぶが、さまざまな症状がある。高齢者のてんかんでは別掲にある症状が特徴的だ。

 もし老親に見られるようなら、脳神経内科や脳神経外科、もしくは都道府県が指定する「てんかん支援拠点病院(https://epilepsy-center.ncnp.go.jp/place.html)」を受診することを強く勧める。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー