物忘れが目立つ…認知症を疑ったら「てんかん」のチェックも

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 脳神経の病気である「てんかん」は、認知症と間違えて診断され、適切な治療を受けられていない人も少なくない。今年8月、部分発作を適応とする抗てんかん薬が8年ぶりに発売されたが、これを機に、てんかんがどういうものかを知っておきたい。

 てんかんは、あらゆる年齢で、すべての人に発症する可能性のある病気だ。自治医科大学付属病院院長・脳神経外科教授の川合謙介医師は「てんかんは最もありふれた神経学的疾患のひとつ。この帰り道、あなたが突然てんかんを発症してもおかしくない」と話す。

「過去に警察庁と共同で大規模調査した結果では、てんかんで交通事故を起こしたケースの3分の1は、それまでてんかんと診断されておらず、事故を起こしててんかんが判明した方でした」(川合謙介医師=以下同)

 てんかん患者でなくても、今後もそうだとは言い切れない。他人事にできない病気とも言える。

 てんかん発作は、脳内の神経細胞が何らかの原因で一斉に強い電気を出し、脳の機能が乱れ、情報の受け取り・命令・体の動きのコントロールができなくなって起こる。

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