不安や喜びを共有 福島沖地震でClubhouseの新側面が見えた
ルームの役割は、モデレーター(主催者)、オーディエンス(聴者)、オーディエンスの中から選ばれたスピーカー(話し手と聞き手を兼任)という主にこの3つ。
ラジオのように聞き手専門に回る人もいれば、投資家やインフルエンサー、起業家などが集まり、ビジネスに関する議論に積極的に参加している人もおり、オンラインサロンのツールの一つとして使っている人もいるようだ。
上位に位置しているルームでよく見かけるのは、「フォローを増やす目的の部屋」だったり、「起業家や経営者の交流を目的とした部屋」だったり、どちらかというと「ビジネス」や「自分の行なっていることに還元できる」という各々の目的を見出した人が、クラブハウスを有益に使っているという印象だ。
そもそも、本国では起業家などの間で話題となっているSNSなので、やはりビジネスツールとして“使えるかどうか”が肝となるだろう。
■ある程度お互いの素性が分かっている安心感
しかし、新たなクラブハウスの可能性を感じさせる場面があった。2月13日の23時8分頃、福島沖でマグニチュード7・1規模の地震が発生した時のことだ。