年末に寒気到来→荒天予想で要注意! 雪道初心者が知っておくべき「5つの運転ポイント」
凍結路はノーマルタイヤが止まるまで105メートル
また、冬場はスリップなどによる車のスタック(落輪・落ち込み)も増える。
そこで興味深いのが、雪道でブレーキをかけてから止まるまでの「制動距離」を調べた結果だ。JAFが時速40キロで6種類(表)のタイヤで実験を行ったところ、予想通りノーマルタイヤは危険がいっぱい。
「雪道(圧雪路)でのノーマルタイヤの制動距離は29.9メートルで、スタッドレスタイヤの17.3メートルに対して約1.7倍でした」(JAF)
通常の雪道でコレなので、夜間・早朝に多い凍結路(氷盤路=除雪車が通った後にもなる)だったら最悪。ノーマルタイヤだと完全に止まるまで105.4メートルもかかってしまう。極端に言うと、信号のところで止まろうと思ってブレーキをかけたのに、実際に止まったのは次の信号だった……くらいの感覚だ。
仮にタイヤチェーンを装着していても止まるまで59メートルもかかるので、雪道運転の初心者は細心の注意が必要だ。