小泉進次郎の自民総裁選出馬に暗雲…「3つのネガティブ材料」で“客寄せパンダ”に急激な引き潮

公開日: 更新日:

 とはいえ、非主流派の“ドン”である菅前首相に連なる議員は30人とも40人ともいわれている。進次郎にとって、立候補に必要な推薦人20人を確保する上で菅前首相の支援は必要不可欠。ところが、スンナリと集められるか微妙な状況になっている。

「菅さんと進次郎さんは共に神奈川県内の選挙区選出で、推薦人を集めるに当たって、菅さんは県内選出の議員に呼びかけることになる。ところが、今回は麻生派所属で県内選出の河野デジタル相も出馬に意欲を示している。県内には麻生派所属の議員が多いため、県連所属議員の対応は割れるでしょう。進次郎さんは思うように推薦人を集められない可能性があります」(官邸事情通)

■若手がコバホークに雪崩を打つ可能性

 最大のネックは、にわかに注目を集める「コバホーク」こと小林鷹之前経済安保相の存在だ。

「互いに40代でフレッシュさではいい勝負。しかし、進次郎さんはどうしても『ポエマー』『中身ナシ』の印象が拭えない。それだけに『財務省出身の小林さんの方がいいのでは』と、若手が小林さん支援に回りかねません。実際、進次郎陣営から小林陣営に移った議員もいます」(永田町関係者)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇