小泉進次郎の自民総裁選出馬に暗雲…「3つのネガティブ材料」で“客寄せパンダ”に急激な引き潮
とはいえ、非主流派の“ドン”である菅前首相に連なる議員は30人とも40人ともいわれている。進次郎にとって、立候補に必要な推薦人20人を確保する上で菅前首相の支援は必要不可欠。ところが、スンナリと集められるか微妙な状況になっている。
「菅さんと進次郎さんは共に神奈川県内の選挙区選出で、推薦人を集めるに当たって、菅さんは県内選出の議員に呼びかけることになる。ところが、今回は麻生派所属で県内選出の河野デジタル相も出馬に意欲を示している。県内には麻生派所属の議員が多いため、県連所属議員の対応は割れるでしょう。進次郎さんは思うように推薦人を集められない可能性があります」(官邸事情通)
■若手がコバホークに雪崩を打つ可能性
最大のネックは、にわかに注目を集める「コバホーク」こと小林鷹之前経済安保相の存在だ。
「互いに40代でフレッシュさではいい勝負。しかし、進次郎さんはどうしても『ポエマー』『中身ナシ』の印象が拭えない。それだけに『財務省出身の小林さんの方がいいのでは』と、若手が小林さん支援に回りかねません。実際、進次郎陣営から小林陣営に移った議員もいます」(永田町関係者)