シリーズ「第2次世界大戦と原爆」(10)8月6日に広島に潜入した元ソ連スパイと会うことになった

前号からの続きである。憲兵隊員の話によれば、日本とソ連は中立条約を結んでおり、外交上は一定の範囲での交流があった。その条件の一つに、大使館員は大使館を中心に半径200キロないし300キロ以内を出てはいけない、との取り決めが相互の間にあったというのである。房総半島はかろうじてその…
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