「スーパーカーに飛び石が当たった」セレブもどき3人組の巧妙詐欺手口…クレカ34枚で商品4000万円を購入
セレブもどきの茶髪夫婦らは時にはフェラーリで、また時にはランボルギーニでトラックを追いかけ、運転手に因縁をつけて運転免許証を撮影し、不正にクレジットカードを作成していた。
他人の個人情報で作ったクレジットカードでスマホなどを購入したとして、警視庁犯罪収益対策課は3日、詐欺と窃盗の疑いでいずれも職業不詳の斎藤貴聡(32)と妻の智華(33)、派遣社員の野村祐貴(30)の3容疑者を逮捕した。
斎藤容疑者らは2022年ごろから、高速道路を走行中のトラックをスーパーカーで追跡。トラックがサービスエリアに入ったところで停車させ、「飛び石が当たった。車体に傷をつけられた」と言いがかりをつけ、自ら免許証を提示。相手の運転手にも「免許証を見せて」と要求し、運転手の顔写真と個人情報をスマホで撮影した。斎藤容疑者らは同様の手口でトラック運転手ら9人分の免許証を使い、複数の銀行口座や計34枚のクレカを作成。約4000万円の商品などを購入していた。