「スーパーカーに飛び石が当たった」セレブもどき3人組の巧妙詐欺手口…クレカ34枚で商品4000万円を購入

公開日: 更新日:

警察を呼んで「事故」と信じ込ませる

「斎藤らは1都10県で犯行を繰り返し、運転手を信じ込ませるため、わざわざ地元の警察に通報までしていた。警察が調べたところ、飛び石が当たったかどうか確認できなかったが、斎藤は運転手に以前からついていた傷を示し、実際に被害に遭ったようにみせかけていた。すべて警察が民事不介入なことを承知の上での犯行だった。運転手は後日、保険会社から連絡があると思っていたが、それっきり何も言ってこなかったため、そのまま放っていた」(捜査事情通)

 斎藤容疑者らは免許証とは別の住所を届け先に指定できるカード会社を選び、クレカを郵送で受け取るため、複数の部屋を借り上げていた。

 決済代金が引き落とされなかったことから、カード会社が不審に思い、名義人の運転手に確認して不正が発覚した。

「不正に取得したクレカで購入したスマホや衣類を売りさばいたり、返品して現金を得ていた。金はフェラーリのローン代や、夫婦が住む東京・湾岸エリアのタワーマンションの家賃に充てていた。同じく犯行に使っていたランボルギーニはリース車だった」(捜査事情通)

 手口は巧妙だが、いつまでも逃げ通せると思っていたのか。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース