「スーパーカーに飛び石が当たった」セレブもどき3人組の巧妙詐欺手口…クレカ34枚で商品4000万円を購入
警察を呼んで「事故」と信じ込ませる
「斎藤らは1都10県で犯行を繰り返し、運転手を信じ込ませるため、わざわざ地元の警察に通報までしていた。警察が調べたところ、飛び石が当たったかどうか確認できなかったが、斎藤は運転手に以前からついていた傷を示し、実際に被害に遭ったようにみせかけていた。すべて警察が民事不介入なことを承知の上での犯行だった。運転手は後日、保険会社から連絡があると思っていたが、それっきり何も言ってこなかったため、そのまま放っていた」(捜査事情通)
斎藤容疑者らは免許証とは別の住所を届け先に指定できるカード会社を選び、クレカを郵送で受け取るため、複数の部屋を借り上げていた。
決済代金が引き落とされなかったことから、カード会社が不審に思い、名義人の運転手に確認して不正が発覚した。
「不正に取得したクレカで購入したスマホや衣類を売りさばいたり、返品して現金を得ていた。金はフェラーリのローン代や、夫婦が住む東京・湾岸エリアのタワーマンションの家賃に充てていた。同じく犯行に使っていたランボルギーニはリース車だった」(捜査事情通)
手口は巧妙だが、いつまでも逃げ通せると思っていたのか。