異例の投手練習非公開 囁かれる巨人CS初戦先発「沢村説」
■昨季CS、日本シリーズでロングリリーフ経験
それは数字に表れている。チーム防御率はリーグトップの3.58。内訳は先発が3.36、救援が4.01。試合が終盤になればなるほど不安が募るというわけだ。原監督は10日の練習でこんなことを話していた。
「CSでも後ろの3人(西村、山口、マシソン)の役割は変わらない? 長いシーズンは役割を決めた方が戦いやすい。いついくか分からないより、ある程度決まっている方が疲れ方も違ってくる。でもそれは理想であって、短期決戦は勝つことが目的。臨機応変にというところ」
沢村は昨季のCS、日本シリーズでは中継ぎ、ロングリリーフ要員としてチームを支えた。12年のポストシーズンは先発としてMVP級の活躍で日本一に貢献した。
原監督は阪神を陽動しながら沢村を第1戦に抜擢。その後は「臨機応変」に救援でフル回転させる可能性が急浮上した。