巨人CSへ不安材料 守護神マシソンの“代役”に沢村急浮上

公開日: 更新日:

 4時間10分の長い試合を演出したのは巨人の守護神だった。21日のヤクルト戦で、抑えのスコット・マシソン(30)が、2点リードの九回に登板。先頭の相川にいきなり二塁打され、四球と暴投でピンチを広げると、1死二、三塁から遊ゴロの間に1失点。2死三塁から川端に中前打を浴びて同点とされ、試合をもつれさせた。

 結局、延長十一回の末、6-7で巨人が敗戦。原監督は「(九回に)2点取られたのが現実」と突き放した。29セーブ目を挙げた前日も同じような内容で、「もっとすんなりいきたいけど、いかないな」と苦言を呈していた。

 防御率は3.66。これはセ・リーグの守護神の中で最も悪い。マジックは5のまま。リーグ優勝目前とはいえ、短期決戦のCS、日本シリースを見据えると、不安定な守護神は命取りになる。

■CSの先発争いで沢村は5番手

 他の救援陣もぴりっとしない。勝利の方程式はマシソンの他に、山口、西村の3人を中心に構成しているが、開幕時は抑えだった西村はこの日1失点。ヤクルトとの初戦でも4点リードの最終回に被弾し、マシソンを投入するはめになったところから負の連鎖は始まっている。山口も前日の試合で失点。「走者を出した状態でバトンを渡している」と指揮官にチクリとやられている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動