「右肘靱帯損傷」で今季絶望 巨人・菅野を壊した“真犯人”

公開日: 更新日:

 事態は予想よりはるかに悪かった。先発した2日のヤクルト戦で体の不調を訴え、わずか2回38球で降板した巨人のエース菅野智之(24)。都内の病院で精密検査を受けた結果、「右肘靭帯の部分損傷」と診断されたのだ。出場登録を抹消された菅野は、「ある程度は覚悟していた。いい状態ではないということは、投げていて分かっていたので」と硬い表情。気を取り直すように、「でも、自分は可能性を信じている。いつになるか分からないけど、自分の最短で上に上がりたい。それしか考えていない」と続けたが、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズでの登板は絶望的になった。

 前日の球団広報発表では「腰の違和感」が降板理由とされていた。それが、商売道具の右肘に故障が判明。本人はもちろん、原監督も大ショックだろうが、実は前兆があった。

「前回登板のときから、おかしいな、とは思っていた。特に真っすぐが本来のものではなく、まったく走っていなかった」と、セ球団某スコアラーがこう続ける。
「それまでピュッと切ってたはずの腰の回転も、この試合では鈍かった。腕も振れていない。危ないぞ、というサインが体から出ていた」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か