パドレスが外野手続々獲得 イチローは新天地本命から“肘鉄”
かつての安打製造機が厳しい立場に追い込まれている。
ヤンキースからFAになったイチロー(41)。当初、移籍先として有力視されていたナ・リーグ西地区のパドレスが外野手を相次いで獲得しているからだ。
複数の米メディアが12日(日本時間13日)に報じたところによれば、パドレスは11年の本塁打王マット・ケンプ外野手(30)をドジャースからトレードで獲得。両チーム合わせて5人が動く大型トレードだという。
今季リーグワーストのチーム打率2割2分6厘の貧打解消を図るため、パドレスではさらなる外野手の補強に動いている。有力候補は今季ブレーブスで打率2割7分、29本塁打、102打点をマークしたジャスティン・アップトン外野手(27)。来季終了後にはFAになるため、ブレーブスがパドレスにトレードを持ちかけているそうだ。
強打者2人の加入で左翼、中堅は埋まった。右翼は空いているものの、パドレスには有望な若手外野手が少なくない。メジャーでは40歳を過ぎた野手は敬遠される傾向があり、パドレスが若手の出場機会を限定してまでイチローを獲得するのは現実的ではない。
本命と見られていたパドレス移籍の可能性がなくなったイチローの新天地探しは振り出しに戻りそうだ。