ヤ軍GM留任 暗雲漂うマー君の「前途」とイチローの「去就」
いやはや、ビックリ仰天だ。去る10日、ヤンキースが、キャッシュマンGM(47)との契約を3年延長すると発表した。
同GMは昨オフ、4選手に総額444億円を投じながら、2年連続でプレーオフ進出を逃した編成部門のトップ。結果として立て続けに大金をドブに捨てることになった最大級の戦犯だ。それでも責任を問われないどころか、スポーツ専門局「ESPN」電子版によれば新たな年俸は約3億3000万円だという。
キャッシュマンGMの留任は、所属する日本人選手たちに大きく影響するのは確実だ。現在、ヤンキースには田中将大(25)、イチロー(40)、黒田博樹(39)の3人が所属しているが、「タナカにとっては間違いなくシビアだ」と、ヤンキース担当の米国人記者がこう続ける。
「7月、右肘靱帯部分断裂で戦列を離れたときのことです。最終的には医者の判断で見送られましたけど、キャッシュマンは善後策を協議するミーティングで、すぐにでも手術を受けさせるべきと訴えたらしい。7年総額161億円の大型契約を結んでいるだけに、とにかく元を取ることを最優先で考えている。できればすぐにでも手術、一日も早く万全な状態にして、契約期間内はフルに働かせたいのです。遅かれ早かれ部分断裂が深刻な状態になると判断しているだけに、来季以降、タナカの右肘に少しでも異変が生じれば、即手術という可能性がグンと高くなりました」