37億円補強のオリックス企むイチロー獲得の“ウルトラC”
今オフの主役は、巨人でもなければソフトバンクでもない。「総額37億円補強」といわれるオリックスだ。
前広島のバリントン(34)、前DeNAのブランコ(34)、前日本ハムの小谷野栄一(34)を補強しただけでは飽き足らず、米国帰りの中島裕之(32)まで獲得。FA宣言したエースの金子千尋(31)も残留させようという勢いだ。札束攻勢で選手をかき集め、さすがにお腹いっぱい、これで打ち止めかと思ったら、さらにとんでもない大物の獲得を画策していた。
米大リーグ、ヤンキースからFAになったイチロー(41)だ。
イチローの今季年俸は約7億8000万円。37億円使って、さらに超大物メジャーリーガーを獲得しようというオリックスの金庫はいったい、どうなっているのか。
オリックスグループはここ数年、主力だったリース業や金融業以外、証券業や保険分野でも増収増益が続いている。15年3月期の業績見通しでは営業収益の予想を1兆2000億円から1兆3000億円へ上方修正したほど。
11年9月に1株あたり500円台だった株価は、10日現在、1575円。3年間で3倍以上にハネ上がった。