交渉難航の原因? ロイヤルズFA青木がこだわる「3年契約」
意外にも所属先が決まらないのが、青木宣親(33=ロイヤルズからFA)だ。
昨季は主に2番を打ち、打率.285、63得点、17盗塁。クリーンアップへのつなぎ役も果たした。弱小球団だったロイヤルズの29年ぶりのワールドシリーズ進出に貢献した。
青木をめぐっては当初、再契約を検討したロイヤルズも含めて、レッズ、マリナーズ、オリオールズら複数の球団の名前が挙がっていた。中でも外野手が手薄なレッズは左翼のレギュラー候補としてリストアップ。最も熱心とみられていたが、強打の外野手を獲得したため、早々と撤退した。
複数の米メディアによれば、現時点で青木に関心を寄せているのはブルージェイズ、オリオールズ、ジャイアンツの3球団。メジャーで依然として需要はあるものの、交渉が進展しないのは、青木の希望に合致したオファーがないからだという。
青木は移籍先としてプレーオフ進出の可能性のあるチームを優先したいと明かした。昨季のワールドシリーズ覇者ジャイアンツ、ア・リーグを制したオリオールズは今季もポストシーズン進出の可能性があるだけに、青木にとっては願ったりかなったりも、ネックになっているのは契約の中身だ。