協会“紛糾”必至 アギーレ八百長疑惑の問題はむしろ「解任後」
「アギーレ監督にとって告発受理は織り込み済みだったとはいえ、実際に受理されたと聞いてショックは隠せず、いつもはフランクに対応するアギーレ監督が、前日会見では一点を見つめ、無表情でコメントしていたのが非常に印象的でした」
告発が受理されたものの、スペイン国内では「本格的な捜査が始まるという意味合い」に過ぎず、起訴されたとしても有罪か無罪かハッキリするのに「2年はかかる」といわれている。
それでも日本のスポーツ紙は「灰色アギーレの解任は既定路線」と騒ぎ立て、Xデーについては「アジア杯で敗退した時点でクビ」「2月に裁判所から召喚状が届いた時点で解任」とかまびすしい。そうした状況の中でJFAが「裏で何やらゴソゴソとやっている」と、ある放送関係者が続ける。
「JFAが恐れているのは、推定無罪の段階で解任したはいいが、数年後に無罪になった場合、アギーレ監督から巨額の損害賠償請求を起こされること。JFAはアギーレ監督に『辞めてもらった後でアドバイザー的な肩書を付け、報酬として年間2000万円を5年ほど支払う』などと持ち掛け、何とか懐柔しようと画策していると話すサッカー関係者までいます」