釜本邦茂氏が不満 「パレスチナ戦で日本が得たものはゼロ」

公開日: 更新日:

 あのパレスチナを相手に4-0か……。何て言えばいいんだろうね。

 テレビが「初戦は難しい。秘密兵器もいる」と危機感をあおり過ぎ、あたかも難敵に快勝したように思ったサッカーファンもいたかも知れない。

 トンデモナイ話だ。ブラジルW杯とメンバーは大きく変わらず、慣れ親しんだ選手同士なのに進歩が見られなかった試合だったと言うしかない。

 サッカーは偶発的なスポーツではない。攻撃にしても、その国ならではのスタイルがあり、そのチームならではの形というものがある。そして厳しいトレーニングを通して攻撃パターンの精度、決定力を上げていく。

 たとえばサイドからクロスをこう上げれば、ゴール前の選手が得意のプレーで確実に決めるといった決め事が浸透していき、それが試合でも発揮されるようになる。

 アギーレ監督は、サイドからのクロスを重要視しているようだが、パレスチナ戦ではクロスを上げてもゴール前に人がいなかったり、いたとしても「取りあえず放り込んでおくか」といった精度を欠いたのばかり。後半28分にパレスチナは10人になったが、結局、後半4分のDF吉田のゴールで打ち止めだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…