八百長告発受理でアギーレ監督解任か 代表采配に大きな支障
日本代表アギーレ監督の八百長疑惑の告発受理報道を受け、15日の日本サッカー協会には朝から大勢の報道陣、テレビカメラが詰め掛けた。原専務理事は「正確な情報は聞いていない。(情報の)確認はできていないのではないか。これからではないか」と困惑した表情で話すのがやっと。大仁会長は午前10時前に車でオフィスに入った。
告発が受理されたことで、八百長が行われた疑惑が濃くなった。今後は予審判事による本格的な捜査が始まり、告発された全員が出頭を命じられ取り調べを受ける。予審は数カ月かかるとみられるが、現地の報道では起訴となる可能性が高い。
「金額が巨額(約1億4500万円)の上、銀行振り込みなどカネの流れがクリアで十分な証拠になる」(現地の記者)とみられているからだ。
起訴され裁判となれば判決が出るには1、2年は要する。その間、裁判所に召喚されることもある。アギーレ八百長疑惑に関して、サッカー協会は「日本代表に支障が出ない」ことを続投の判断基準にしていた。日本代表はアジア杯のあと、3月にチュニジア、ウズベキスタンと強化試合。6月には18年W杯ロシア大会アジア1次予選が始まる。日程は目白押しだ。