協会“紛糾”必至 アギーレ八百長疑惑の問題はむしろ「解任後」
アギーレ監督(56)の八百長問題が“疑惑”で済まなくなってきた。
スペイン1部サラゴサ監督時代に八百長に関与したとして、スペインの検察当局から告発されていたが、14日にスペイン国内の複数のメディアが「バレンシアの裁判所が告発を受理した」と一斉に報じたからである。
これを受けて日本サッカー協会(JFA)の大仁邦弥会長(70)が、15日午後から記者会見を行って「アジア杯の期間中は、あくまで代表の戦いを最優先したい。終わった時点で受理されたことについて協会の考え、対応について説明させていただく」とコメント。
渦中のアギーレ監督はというと、同時刻にアジア杯2戦目イラク戦(日本時間16日午後6時開始)の開催地オーストラリア・ブリスベンで試合前日の公式会見に応じていた。
日本の通信社、外国人記者が告発受理についてただしたが、アギーレ監督は「サッカーの話しかしない」というセリフで質問をはねつけ、受理についてノーコメントの姿勢を貫いた。現地で取材中のサッカージャーナリスト・六川亨氏が言う。