サヨナラ勝ちで首位浮上の中日に「リリーフ陣不安」の声
実際、昨年までの9年間で中日が1点差試合に負け越したのは、15勝18敗だった昨年だけ。守護神の岩瀬の衰えが顕著となり、継投を巡って権藤投手コーチと指揮官がやりあった高木監督時代の12年ですら、1点差試合は25勝15敗と圧倒的だった。僅差の試合をことごとくものにする戦いぶりが、相手にプレッシャーをかけたのだ。
左ひじに不安を抱え出遅れている岩瀬に代わり、今季抑えを任されている福谷はこの日、1点リードの九回にDeNAのロペスに同点弾を浴びた。防御率は2.35。5.06の又吉、3.00の高橋聡ともども、リリーフ陣がどこまで状態を上げていけるか。まだまだ安心はできない。