<第18回>父・徹さんとの「勉強会」は早朝のグラウンド⇒帰りの車中⇒風呂場

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 大谷には社会人野球までプロを志した父・徹(52)と、バドミントンの選手として全国大会で活躍した母・加代子(51)から受け継いだ遺伝子がある。

 しかし、いくら優れたDNAの持ち主でも、小学生のうちからコースによって左右に打ち分けたり、体を開かずに打つなんて、フツーの練習だけじゃ、できっこない。加代子によれば、大谷は漫画「巨人の星」の主人公・星飛雄馬のような少年時代を送ったわけではないという。

「小学校時代は外でわたしと、お姉ちゃんと3人でバドミントンをやるとか。家の中ではバドミントンの羽根を打つみたいなことはやっていましたね。野球を一生懸命やるというより、遊び感覚だった気がします。お父さんは仕事ですから、外でキャッチボールの相手はわたしでしたし。ただ、リトルの上のクラスになってからはもう、硬式ボールが痛くて痛くて。もっと、そっと投げてよ、と言っていました(笑い)」(加代子)

 幼いうちから基本をマスターするには野球と向き合う時間、絶対的な練習量が不足していると思ったら、「家の中で素振りをするとか、夜間、外でトレーニングとか、そこまではさせませんでしたけど……」と、徹がこう言った。

「やるときは 

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