<第14回>兄の背中を追うように野球を始めた
大谷の実家のある水沢から盛岡方面へ、国道4号を車で15分ほど北上すると、東西に胆沢川が流れている。
大谷が父・徹(52)に手を引かれるようにして、その河川敷のグラウンドに足を運んだのは小学2年生の晩夏、辺りのススキがうっすらと茶色に色付き始めたころだった。
週末…
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