勝利投手目前降板も…「本拠地改装」はカブス和田に味方する
ナ・リーグ最古の球場であるリグレーフィールドは、開場100年を迎えた昨年から4年計画で部分的な改装に着手。今季は新たに左翼スタンドに約370平方メートルの電光掲示板が設置された。この球場はシカゴ特有の強風の影響をもろに受けるスタジアムとして知られる。巨大な電光掲示板によって風向きが変わったり、突風が遮られたりしたのかどうか、もともと本塁打の出にくい球場が、今季はさらにその傾向が強くなった。
ここまでリグレーフィールドでの1試合当たりの本塁打数0.698はメジャー最少(21試合=18日終了時)。チームによって主催試合数は異なるものの、現時点では最も一発の出にくい球場なのだ。
和田は昨季13試合(69回3分の1)に先発して7本塁打を浴びた。ゴロアウトよりフライアウトが多い和田は、他の投手以上に一発の影響を受けやすい。今後、新設された本拠地の電光掲示板を追い風にできるようなら、ローテに定着する可能性も出てくる。