レンジャーズ藤川球児が今季初登板 無安打無失点で締める
メジャー3年目の救援右腕にようやく出番が巡ってきた。
オープン戦で右脚付け根付近の張りで開幕から故障者リスト(DL)入りしていたレンジャーズ・藤川球児(34)が14日(日本時間15日)、今季初昇格。同日のロイヤルズ戦で即、起用されて1回を無安打無失点に抑えた。
3点を追う八回に4番手でマウンドに上がり、先頭ブテラを低めの変化球で一直。続くダイソンを中飛に仕留めると、今季打率3割をキープする好調な1番エスコバルを146キロの直球で右飛に打ち取った。
移籍後初登板で上々の結果を残した藤川は「いい集中力だった」と笑顔で話した。
今季は救援陣のエース格として期待されながら、シーズン序盤は故障で期待を裏切った。今回は救援右腕パットン(2試合に登板し防御率9.00)の不調もあって昇格しただけに「毎日が勝負だと思っている。いいパフォーマンスをするしか生きていく道はない」と危機感をあらわにした。