勝利投手目前降板も…「本拠地改装」はカブス和田に味方する
右太ももの張りで故障者リスト(DL)入りしていたカブス・和田毅(34)が19日(日本時間20日)に選手登録され、20日のパドレス戦(サンディエゴ)に今季初先発。
4回3分の2を1本塁打を含む4安打2失点。勝敗は付かなかった。この日の和田は初回から4者連続三振と上々の立ち上がり。四回まで毎回の9奪三振と力投しながら、五回、勝利投手の権利まであと1死としながらマドン監督に交代を告げられた。
今回は開幕から不振が続いた5番手左腕のウッドに代わって先発機会を得たが、このままローテーションに定着する保証はない。マドン監督はウッドの復調具合などを踏まえた上で今後、配置転換もあると示唆しているからだ。
■さらに「本塁打」が出にくい球場に
和田は12年に渡米して以降、左肘のトミー・ジョン手術(腱の再建)で満足に働けなかっただけに、今季にかける思いは強い。「最後までここにいて、結果を残せるように頑張りたい」と話す本人にとって、リニューアルされた本拠地はプラスに作用しそうだ。